メモ

2009年6月13日 趣味
わざわざ申し送り候いしゅは、
美濃はついには織田上総介の存分に
まかすべく
ゆずり状、信長に対し、
つかわしわたす、その筈なり。
下口、出勢、眼前なり。
其方こと
堅約のごとく京の妙覚寺へのぼらるべく候
一子出家、九族天に生ず、といえり。
かくのごとくととのい候。
一筆、
涙ばかり。
よしそれも夢。
斉藤山城、いたって法華妙諦のうち、
生老病死の苦をば修羅場にいて仏果をうる。
うれしいかな。
すでに明日一戦におよび、五体不具の成仏、
うたがいあるべからず。
げにや捨てたる
この世のはかなきものを、
いずくかつゆのすみかなりけん。

                 弘治二年四月十九日
                  斉藤山城入道道三
児 まいる

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