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2009年9月5日 読書 コメント (2)
(´ω`)昨日は直帰。超楽。後は体調さえ治れば・・・

で、前回の続きですが、氷河期の頃は湿潤した気候だったので地球規模で見ると
緑が多かったということでした。

 一説によると、迷信や儀式的な曖昧な形での呪術は、人間が洞窟に住み、
狩りをしていた頃には既にあったようです。3万年前に描かれた有名な
ラスコーの壁画には色んな動物の絵が描かれているようですが、そこには
全ての動物が描かれているわけではありません。
 スペースや手間という理由もあるかもしれませんが、多くは狩りが
難しい動物であり、それらを描くことにより、藁人形の呪術のように対象を
描いた後それを傷つけることで、実物を狩れるように祈ったのではないか、と。

ただ、それはまだ人間が人間として為せる事を祈っていたものであって、
人間を超える存在としての神を意識し出したのは弓矢の出現によってからだと
いう説もあるそうです。
 その弓矢の出現が1万年前と考えられています。氷河期が終わり、砂漠の拡大
が始まると大型動物が減ってくるため、小型の動物を狩猟する必要性が出て
きます。
 しかし、弓矢というものは、弓を引き絞ることで非常に強い力が発生します。
槍を投げた場合、人は自分の力で投げたことを感覚として理解出来ます。しかし
弓矢の場合にはそこに自分以外の力を感じ、また、対象が遠くなるにつれて
外れる確率も高くなります。
 弓矢の出現までは、呪術は自らの力を引き出すためのものでしたが、それから
は自分が中心ではなく、外から自分を眺める視点が出現しました。
それが神のイメージの出現につながったと考えられています。 

その後、農耕が始まり、人間はいよいよ自分以外の力、自然の力を体感すること
になります。作物に必要な雨を司る力、大地の力、太陽の力、風・嵐の力、
そういった人間を超える力を強く意識するようになり、高温期に多神教が
発生することになります。(当然前時代の呪術も生き残っていますが)
 元々、人間は誰が強いかで優劣を決める本能があり、神々が同列であると
する論理とは矛盾するものがありました。ただ、最高神が唯一神に移行するかと
いうとそれも微妙で、最高と唯一では概念が異なります。

しかし、5000年前頃から乾燥化が進み始めると、多神教の中から神々の力が
なくなり始めます。乾燥化により大地に力がなくなり、雨が降らず、作物が
育たなくなると、森林や草原も後退し、それらの神々が消滅していきました。
 それによりサハラを流れるナイル川のほとりで太陽神を唯一神とする唯一神教
が発生しました。
 ただ、これが世界中の唯一神教に影響を与えたとは思われず、次に発生する
ユダヤ教でそれが為されます。


(´・ω・`)疲れたので今日はここまで。
ところでこの話って需要あるのかな。

コメント

nophoto
Yamato
2009年9月6日14:53

日記は自分のために書くのかと思ってました!

lastphobia
2009年9月7日1:21

自分のためだけならNotepadで書きます(´ω`)更にドロドロしそう。
単に驚きを共有したかったのでダラダラ書いてます。文才ないですけども。

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