地下水汚染速度メモ

農林水産省・農業環境技術研究所で2003～2005年に実施された試験によると、
畑にまかれた肥料成分(硝酸性窒素)が、浅い地下水面に達するまで1.6～6.0年
(平均2.8年)、第二帯水層(深い地下水層)まで8.2年～8.3年かかるとしている。

土壌表面の汚染が、雨によって地中にしみ込んで地下水が汚染されるまで、およそ
8～10年、その地下水が湧き水となって地表に出てくるまでには、さらに10年～50年かかる。


今のところ河川の汚染度は測定結果としてなぜかあまり高くなく、それなのに苔等やそれを食べる淡水魚の汚染が強いことが報告されている。
河川から地下水への影響がどこまでかは、地下水の移動速度は1年に50～200mという調査結果があることから採水地がよほど河川に近くない限りはしばらくは影響なしと思える。

山間部は水道水の大部分を地下水に頼っていたりするが、河川に頼ることが多い都市部の水道はすぐに影響が出ると思われる。が、現実的には(行政発表は胡散臭いとしても)市民団体等の検査による水道水の汚染のニュースもなく、今後河川の影響が地下水
に及ぶとしても採水地さえ山梨や富士山・六甲、北海道等を選んでおけば問題ないし、それ以外だとしてもそれほど勝率の悪い賭けではなさそう。

逆にいえば、採水地を気にする必要があるのは2014年くらいからかな(；・ω・)